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記念すべき第1回の「MOVIE MAKER」は、
2005年より自主での映画制作をはじめ、以来毎年のように自主映画コンテストのノミネート、グランプリを受賞し続ける"脱サラ映画監督"佐藤福太郎氏。

自ら立ち上げた"映像制作JillMotion"の代表も務め、大手企業のVP(Video Package:プロモーションビデオ、イベント用ビデオ等として使用される映像)制作もこなす。

佐藤監督はいかにしてコンテストの常連に成り得たのか


前職は調理師という佐藤監督。
現在自主映画監督として毎年のように入賞、グランプリを受賞するまでに至る経緯をお聞かせください。

‐‐‐ 映画を撮り始めてどれくらいになるのでしょうか?

佐藤監督(以下略): 映画を撮り始めて4年。最初は友達と遊びでやっていました。それがそのまま仕事になった、という感じです。大人の趣味は一生モノといいますが、まさにその一つです(笑)。

‐‐‐ 映画を作るようになったきっかけは?

003_3もともと高校生の頃に遊びで小説のようなものを書いていて。その作品を美大の友人に見せたことがきっかけですかね。その後「映画にしましょうよ!」となり、私は「どうぞ」と言ったのですが、「なんなら監督で」と。しかし製作したところ、これがあまりにひど過ぎまして(笑)。それでもそれから映像の世界にハマっていきました。

‐‐‐ 今までに撮った映画は何本くらいですか?

上映、公開した作品としては5本。だいたい年に2本を目標としてやっていますね。

‐‐‐ 作品作りにおいて、こだわりをお聞かせ下さい。

みんなが作らないもの、「この監督は本当に描きたいんだな」と思われるもの、を撮りたいです。むしろそうでなくては自主制作の場合は、あまり撮る意味がないんじゃないかな、と思います。

一番気にするのは、自分の撮りたいもの、伝えたいものがいかにすれば届くか。編集作業では、第三者目線を常に意識しています。

「ショートムービーの描き方」って色々あると思うんですけど、私はショートムービーの中に必ずしも「"起"、"承"、"転"、"結"」の構成が必要だとは思いません。観た後に構成的に不足している部分を心に描けるような絵作り、編集を心がけています。観て頂けた方がそんなところに何か奥深いものを感じてもらえたらな、って思っています。限られた時間の中で詰め込み過ぎても良いことない(笑)。1つの作品で伝えたいことは1つか2つでいいと思っています。

‐‐‐ 子供が登場する作品が多い、というのも何かこだわりがあるのでしょうか?

子供は素直であり、ずる賢くもあります。私的にはすごく描きやすい題材ですね。

‐‐‐ 小学校の教室のシーンも出てきます。どのように撮っているんですか?

埼玉県本庄市、"彩の国本庄拠点フィルムコミッション"さん協力のもと撮影させていただいています。 いつも大変お世話になっています。

‐‐‐ 撮影機材などの準備はどうしているんですか?

カメラや三脚、ドリー、ガンマイクやピンマイクなど基本的なものは、一生懸命働いて(笑)自分でコツコツ購入して揃えましたが、高価なレールやクレーンなどは高田馬場にあります※"ババチョップシアター"さんの自主映画支援プランがとても安く便利なので利用させて頂いてます。オーナーさんも映画を制作している方ですので色々お世話になってます。

‐‐‐ やはり将来的には商業映画を撮ることを視野に入れている?

自分でも企画はしていますが、お声がかかったり、出会いがあったりと、自ずとそうなっていけたら、というのが一番望ましいです(笑)。 個人的には、昔の日活みたいな"監督"、"脚本家"、"プロデューサー"、の3人で作っていく、という映画界になっていってくれたらうれしいです。"脚本"は脚本家に書いてもらった方がいいと思っています。私は妹に脚本を書いてもらっていますが、共通認識が高いというのも凄くプラスです。

‐‐‐ 最後に、今後どんな映画を作っていきたいですか。

何よりもまず、映画を見て頂ける方の心に響くもの、伝わる映像、を心がけていきたいです。
自分は監督として、どうすればもっと心に訴えかけられるか?笑ってもらえるか?
自分の世界に固執せず、観客のみなさんに「発信」できる作品を作り続けていきたいです。

終始にこやかな表情で、"映画"に対する思いを饒舌に語っていただきました。
佐藤監督の今後の更なる飛躍に注目です。

快く取材に応じていただき、佐藤監督どうもありがとうございました。


ババチョップシアターさんの自主映画支援プラン



020佐藤 福太郎
映画監督・映像制作JillMotion代表

1969年東京都出身
2005年より自主での映画制作をはじめる。
映像制作JillMotionを立ち上げ、 映画制作の傍ら、
企業VPをはじめ、音楽PV、舞台、各種イベント、 CM等の作品を手がけるなど、その活動範囲は広い。

前職は調理師。得意料理はカルボナーラ。
一貫して助監督、脚本を務める佐藤美名子氏は実の妹。
彩の国本庄拠点フィルムコミッション協力のもと埼玉県本庄市を舞台に精力的に活動中。

- WORKS -
・㈱太鼓センターユースクラス
・苫米地英人 「無意識の魔術」
・さくら薬局採用ビデオ ほか

主な受賞歴
2008年 『アタシヲ産んだアイツ』 24分
SKIP国際Dシネマ映画祭2008 /短編部門ノミネート
ひめじ国際短編映画祭2008 /ノミネート
ふかやインディーズフィルムフェスティバル2008 /ノミネート

2009年 『しあわせならたいどでしめそうよ』 31分
ひめじ国際短編映画祭2009 /観客賞・奨励賞
長岡インディーズムービーコンペティション2009 /グランプリ
日韓ムービーアワード2009 /準グランプリ
西東京市民映画祭2009 /グランプリ
那須国際短編映画祭 /ノミネート

2010年 『おうちへかえろう』 30分
ひめじ国際短編映画祭2010 /観客賞・奨励賞
西東京市民映画祭2010 /グランプリ
ふかやインディーズフィルムフェスティバル2010 /ノミネート
※現在国内外での映画祭において審査中
※タイトルのリンクは映画予告編(YouTube)にジャンプします



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